保険代理店の買収・合併の背景は?メリット・デメリットとは

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今回は保険代理店の買収・合併について解説します。

買収・合併の背景

保険代理店の買収・合併がすすむ背景としては保険会社の収益が関係しています。

少子高齢化、若者の車離れや保険に対する意識の低下、インターネットで加入できる保険の普及などにより、保険会社はかつてほど収益を生めなくなってきています。

保険会社は代理店ごとに担当者をつけるのでたくさんの社員を雇用してきましたが、これからの収益を予想すると、今までのように社員を確保するのが難しくなってきています。

保険会社の社員が減っていくのに代理店の数が現状のままでは、保険会社の社員はいずれパンクしてしまいます。

そうならないよう代理店の数は減らす方向にあり、その一環として代理店の買収・合併は始まっているのです。

※まとめると↓↓

・保険会社の社員が減少

・その状況で代理店の数がそのままはおかしい

買収・合併のメリット

代理店の買収・合併を促すため、代理店手数料ポイント制度(代手ポイント制度)が始まりました。

代手ポイント制度とは、代理店の手数料を計算するときにポイントを加味するという制度です。

代手ポイントは代理店の挙績の規模や増収率で決まるのですが、それらが大きくなればなるほど代手ポイントも大きくなるように設定されています。

この制度では、代理店の手数料(収入)が次式で計算されます。

・手数料=保険料×手数料率×代手ポイント

例えば、年間に獲得する保険料が5000万円のA代理店と、1億円のB代理店があったとします。

ここではA代理店のポイントを80、B代理店のポイントを90として計算します。

(計算の簡素化のため手数料率は20%とします)

そうすると、それぞれの代理店の年間に獲得する手数料は以下のようになります。

・A代理店⇒5000万円×20%×80%=800万円

・B代理店⇒1億円×20%×90%=1800万円

ここでこの2つの代理店が合併し、年間獲得保険料が1.5億円の代理店になったとします。

この代理店は規模が大きくなり、ポイントが95ポイントになったとします。

・合併後代理店⇒1.5億円×20%×95%=2850万円

合併前のそれぞれの代理店の手数料の合計は2600万円でしたので、この2つの代理店は合併を経て年間250万円の手数料アップとなったことがわかります。

代理店に合併によるメリットを与えることにより、保険会社は代理店に合併を促し、代理店数の縮小化をすすめているのです。

買収・合併のデメリット

合併した代理店のメンバーは志をひとつにし、同じ方向に向かうことがほとんどですが、なかには合併した代理店が数年後に分裂するケースもみられます。

代理店の経営者同士がひとつの組織の中で足踏みをそろえることが簡単ではないケースもあるということです。

3~4つの代理店が合併してひとつの代理店になることもあるのですが、このようなケースでは元々経営者(代表者)だった人が1つの代理店に3~4人もいることになります。

経営者というのは仕事に対する意識は高いですが、我も強く、みんなを引っ張っていこうというタイプの人が多いので、場合によっては合併した代理店の経営者どうしが衝突し、分裂しなければならないケースも出てくるのです。

この代理店となら合併してもうまくやっていけるだろうと思っていても、合併し同じ釜の飯を食ってからでないとわからないことも多々あるのです。

このあたりに合併の難しさがあるのではないでしょうか。

とはいえ、この流れは止められません。

もし、合併・買収という流れになるのであれば、経営者、そして社員は腹をくくり、業務に遂行していかなければいけません。

いずれにせよ、代理店の合併がお客様に安心をもたらすものになるよう、業界として、「お客様第一」で、考えていかなければなりません。

小さな代理店が組織化されて安定するのであれば、お客様にとっては、メリットは大きいでしょうね。

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